■「みんなが持っていなさそうだから欲しい」気持ちをくすぐる
先ほども述べた通り、スノッブ効果はバンドワゴン効果とは逆で、
ユーザーに「入手困難なもの」「他の人が持っていない」「周りと違うもの」という
商品への「価値観」を感じさせる効果です。
日常でも様々なところで「スノッブ効果」を感じる場面があります。
例えば「家電」。
「有名メーカーの最新型冷蔵庫が、先着5名様限定10%オフ!」
「在庫処分の為、前モデルの掃除機が30%OFF!残り3点です!」
売り出し時期のチラシやCMでよくあるフレーズですが、
その商品を求めているユーザーにはとても魅力的な言葉ですよね。
このように「先着○名様限定!」や「残り○点」と分かりやすい数字を出されてしまうと、人間は弱いものです。
また、今着ている服でもスノッブ効果を感じさせます。
街中で自分と全く同じ服を着た人と出くわしたことはないでしょうか?
職場でも同じ服を着た同僚と出くわした時、なんだか気まずい感じになってしまいますよね。
これは「他の人と同じものは嫌だ」というスノッブ効果です。