知らないと危険!写真素材の著作権フリーとロイヤリティフリーの違い

2017年10月5日|カテゴリー「10月 ,コラム

チラシやホームページなどを制作する際にとても楽ちんなフリー素材。 アイコンやイラスト、写真などジャンルは様々、高品質な素材を無料で提供してくれるサイトが多くなりました。

今回のブログのように、なかなか写真のチョイスが難しそうな内容でも、無料素材のジャンルは幅広く、個性的な画像を探すことが可能です。

無料写真素材に要注意!

このような無料で使える写真を探す際、「著作権フリー」や「ロイヤリティフリー」という言葉が出てきます。
この2つの違い、皆さんはわかるでしょうか?
「フリーとついているから、無料で使って大丈夫。」というわけにはいきません!

今回は「著作権フリー」と「ロイヤリティフリー」の違いをしっかりとおさえて、正しく画像利用をしましょう!

そもそも「著作権」ってなに?

まずは、よく聞く「著作権」とはなにか復習しましょう。Wikipediaでは以下の用に説明しています。

著作権は著作者に対して付与される財産権である。著者は、著作権(財産権)を、他人に干渉されることなく、利用する権利を持つ。例えば、小説の著作者(作者)は、他人に干渉されることなく出版、映画化、翻訳する事ができる。
【中略】
著作権は、著作者の精神的労力によって生まれた製作物を保護し、また、自由市場における市場価格を著作者に支払うことを保証して、著作者の、創作業務を維持し、収入を安定させることで、間接的に、著作者本人を保護する効果もある。
Wikipediaから抜粋)

著作権は創作された段階から権利が発生します。
「著作者」はプロ・アマチュア問わず、私たちが撮った写真や制作したものは、それぞれ「自分が撮影/創作したもの」という権利が発生します。
このようなことから、ネット上から画像を適当に持ってきて、自身のホームページに掲載する、という行為は著作権の侵害ということになります。

ちなみに著作権は「著作者の死後50年まで保護される」と決まっており、死後50年間までは本人が望む・望まないを問わず、著作権が保護されるということになります。

この50年の期間を過ぎると、「パブリックドメイン」と呼ばれ、社会の共通財産として扱われるようになります。
パブリックドメインになった作品は、インターネットや本に自由に掲載することができるようになります。
インターネットでも青空文庫のように、著作権が消滅している「パブリックドメイン」の作品が紹介されています。

このパブリックドメインの説明から、「著作権フリー=誰がどんな内容でも自由に使える」というイメージがついてしまいがちですが、写真や画像サイトで掲げている「著作権フリー」の意味は少しだけこれとは違います。

ロイヤリティフリーとは?

まず先に、「ロイヤリティフリー」から解説していきましょう。

「ロイヤリティ(Royalty)」という意味にはそもそも「特許権使用料/著作権使用料」という意味があります。
■参考:weblio英和辞典・和英辞典

もともと、著作権に保護されている作品や文章は、使用する人が著作者に使用料(ロイヤリティ)を毎回支払わないといけません。
CDや書籍が売れる時に入る印税も同じ仕組みで、インターネットで使用する写真や文章ももちろんこれに当てはまります。

この「毎回支払う使用料(ロイヤリティ)」を無料にしたものが「ロイヤリティフリー」と呼ばれます。

ロイヤリティフリーの素材はダウンロードする際に有料ということが多いですが、初めに「利用する権利」を購入し、ダウンロードしたあとはずっと無料で使える、という意味合いで提供していることが多いです。

写真・画像サイトの「著作権フリー」とは?

では、写真・画像の無料素材サイトにおける「著作権フリー」とはどのような意味なのでしょうか。

実はこの「著作権フリー」、基本的にはロイヤリティフリーとはあまり変わらない意味で使われていることが多いのです。
無料素材サイトは世界中にたくさんありますが、「著作権フリー」素材はあくまでも、そのサイト内で定めた利用の範囲内での場合を指します。

画像・写真の利用規約はそのサイトによって違います。特に、アダルトサイトに利用する行為を禁止したり、人物が写っている写真に架空の名前を入力を禁止するなどの規約はほとんどのサイトで禁止されています。

使用する前にまずは利用規約を読もう

フリーで利用できる素材の中には、「商用利用不可」になっている場合もありますし、第一、設定した利用規約を破ってまで利用することは自分にとって何もメリットがありません。

利用規約は提供側と利用者がトラブルにならないために、あらかじめ提供側が作成されたマニュアルです。
当たり前のことですが、写真などの素材を利用する前にはしっかりと読んで正しく素材を利用しましょう。