もともとは軍事用だった!インターネットはどこで誕生したの?

2017年10月21日|カテゴリー「10月 ,コラム
インターネットの起源って?

突然ですが、みなさん。
インターネットの起源ってご存知ですか?

いつの間にかインターネットを使っている現在、意外と知らない方もいらっしゃると思います。
今回は、インターネットがいつ生まれて、どのように使われていたかを解説します。

もともとインターネットは軍事用だった

インターネットが生まれたきっかけは、1960年代の東西冷戦下のアメリカでした。
1958年に、最先端科学技術を軍事利用への転用するため、研究を取り扱う組織として設置された、米国防総省高等研究計画局(ARPA Advanced Research Projects Agency)が、当時一部を破壊されても残った部分で動き続けるコンピュータ・システムの開発に着手しました。

当時はひとつの巨大コンピュータが中心となって、ほかのコンピュータを制御しているシステムが一般的でした。
ですが、この中心となっているコンピュータにトラブルが発生してしまうと、制御している他のコンピュータもすべて停止してしまう弱点があり、改善が必要な状態でした。

1967年、ARPAの資金提供により、世界初の「パケット通信ネットワーク」であるARPANET【アーパネット】(Advanced Research Projects Agency Network)の研究プロジェクトが発足しました。
ARPANETは、「クモの巣状にコンピュータ同士が繋がって、情報をやり取りする」という、現在のインターネットの起源と言える考えのもと開発されていきます。

そして、1969年、アメリカ国内の大学と、研究所にある4台のコンピュータを電話回線で結ぶ、ネットワーク「ARPANET」の運用が開始されました。

通信プロトコルの導入と、「www」の誕生

ARPANETは、世界初の導入から4年後の1973年、イギリスのロンドンカレッジ大学、ノルウェーの王立レーダー施設に接続され、ついに国境を越えたネットワークになりました。

同年、アメリカの学者ビント・サーフがインターネット上でコンピュータ同士が通信する際に使う決まり事である、「TCP/IP」という通信プロトコル(ルール)を発表しました。
TCP/IPは現在のインターネットでも利用されていて、バージョンアップで改良され続けているものです。
このTCP/IPの導入で、コンピュータの形態やOSが異なっていても通信できるようになり、世界中のどのようなコンピュータでも、情報のやり取りが可能になりました。

その後はCSNETやNSFNetなど、ARPANET以外の通信ネットワークが次々と開発されました。
なかでもNSFNetが広がって、有名になると、パイオニアであったARPANETは役目を終え、1990年にプロジェクトが終了しました。
その翌年の1991年、現在のインターネットとして、世界中が利用する
「World Wide Web(wwww)」が開発され、現在まで広く浸透しました。

このように、もともとインターネットは、戦時中のトラブル防止のために開発されたARPANETがもとになっています。
商用に使われるようになったのが、wwwが誕生した1990年、ここでも僅か一部の商用でしか利用できなかったインターネットが、2000年頃に、高速で大容量の情報が送受信できるブロードバンドが普及し、現在のように商用サイトの他にもYouTubeなどの動画サービスやゲーム、趣味のサイトなど、世界中の誰でも気軽に利用できるインターネットの形態になりました。

こうしてみると、積極的に一般ユーザーが利用できるようになったのは2000年あたりから。ごく最近のように思えるのではないでしょうか。