前回は文章の書き方としてクライマックス法とアンチクライマックス法をご紹介しました。
今回はビジネス文章などをわかりやすく簡潔に説明したい場面で重宝されるフォーマット、「PREP(プレップ)法」について解説していきます。
PREP法はプレゼンやビジネス文書の他、セミナーやブログ記事まで幅広く使えるひな型ですので、ポイントをしっかりつかみ、是非使いこなせるようになりましょう。
前回は文章の書き方としてクライマックス法とアンチクライマックス法をご紹介しました。
今回はビジネス文章などをわかりやすく簡潔に説明したい場面で重宝されるフォーマット、「PREP(プレップ)法」について解説していきます。
PREP法はプレゼンやビジネス文書の他、セミナーやブログ記事まで幅広く使えるひな型ですので、ポイントをしっかりつかみ、是非使いこなせるようになりましょう。
PREP(プレップ)は「Point(要点)」「Reason(理由)」「Example(具体的)」「Point(要点)」からきており、PREP法はこの4つで構成されており、前回のアンチクライマックス法とも深くかかわっています。
Point(要点)
最初に要点、結論を言います。
Reason(理由)
結論に至った理由を説明します。
Example(具体的)
結論に至った理由を事例や具体例を用いて詳しく説明します。
Point(要点)
最初に言った結論を最後にもう一度言います。
理由や具体例を踏まえたうえで、再び要点としてまとめます。
PREP法は、要点を先に持ってくることで時間のロスを防ぎます。
結論から話すため後から説明する理由や事例の理解が深まりやすく、ユーザーの集中力が切れにくいため、相手のストレスも軽減されます。
更に、話の最後にも要点を持ってくることで、聞き手の印象に重要なポイントを印象付けることができるため、要点が記憶に残りやすい方法です。
それでは簡単なPREP法を例にあげてみましょう。
PREP法を使わなかった場合私は以前、一人で行った旅行先で体調不良になってしまいました。その場から動くこともできず、周囲に誰もいなかったため、救急車を呼ぼうと思ったのですが、携帯電話の充電が切れており、その場に人が通るまで一人で大変な思いをしました。観光中はほとんど野外のため、携帯電話の充電器を持っていればいつでも充電することができました。 皆さんも旅行先では忘れずに携帯電話の充電器を持っていきましょう。携帯電話の充電器を持っていれば、こんなことにならずにすぐに救急車を呼ぶことができたのに…なんて思ってしまいました。
PREP法を使った場合要点旅行先では携帯電話の充電器を忘れずに持っていきましょう。理由なぜなら、旅行先では気軽に充電をすることができません。観光中はほとんど野外のため、携帯電話の充電器を持っていれば、いつでもどこでも充電することができます。具体例例えば、以前私は、一人で行った旅行先で突然体調不良になってしまい、その場を動くことができませんでした。周囲に誰もいないため、救急車を呼ぼうとしたのですが、その時携帯電話の充電が切れていることに気が付きました。最悪のことにはなりませんでしたが、その場に人が通るまで連絡できず、大変な思いをしました。携帯電話の充電器があれば、このような急患など突然の事態に対応することが可能です。要点ですので、万が一のことに備えて、旅行先では携帯電話の充電器を忘れずに持っていきましょう。
いかがでしたか?どちらの方が伝わりやすいでしょうか。
要点をまとめずに文章を書くよりも、要点や理由を整理してから、文章にまとめることでユーザーにも飽きさせない文章になっているかと思います。