日本語のWebデザインってダサイの?

2017年11月17日|カテゴリー「11月 ,コラム
日本語のWebデザインってダサイの?

デザインの参考にネット上で調べていると、ごく稀に「日本語のWebサイトってダサイの多くない?」なんてコメントを見ます。

あまり大きい声では言えませんが、確かに「ダサイ」サイトは意外とあります。
もちろん、何年もホームページをリニューアルしていなかったり、CMSのバージョンが古くて更新できていないという原因がほとんどのようですが、Web業界以外でも「日本語はダサイ」というイメージは正直少しあります。

では、なぜそんなイメージがWebサイトについてしまっているのか?
5つのポイントをおさえながら、日本語の特徴について確認していきましょう。

なんでダサくなる日本語サイトが多いの?

日本語の言語的な特徴

象形文字がベースになった漢字からきている日本語は、1つの文字にたくさんの意味があり、アルファベットと比較すると、どうしてもゴチャゴチャして見えてしまいます。
ですが、この漢字やひらがな・カタカナは、日本人にとっては馴染みがあり、短時間で多くの情報を処理することができます。

また、アルファベットとは違い、イタリックや大文字という概念がもともとないため、視覚的に強調する手段が限られます。
日本語で表現できるとすると、シンプルなものでは、太字や下線、文字自体に色を付けるような装飾しかありません。

日本人の文化にも関係している?

日本人の多くは、集団から目立つことを嫌い、リスクを避ける傾向にあります。
これはインターネット上でも同じく、数年前からのスタイルから抜け出せていないというパターンもチラホラ見受けられます。
日本人の良いところでもあり、悪いところでもある、この文化もこのように、一つの要因だと考える人も少なくありません。

情報量が多くなりがち

コチラはデザインする側にもかなり関係してきますが、日本の場合、一つ一つの説明が多くなりがちなところがあります。
Webサイト=広告塔の様な感覚で使用しているところもあり、海外のホームページと比べると、企業のホームページはどれだけ多くユーザーに伝えられるかが重要になっているホームページがほとんどです。
Webサイト以外にも日本語版の洋画ポスター、雑誌などの表紙も見比べてみると面白いですよ。

街の景観も影響している?

特に繁華街は良い例で、看板、ネオンサインなどたくさんの情報の中、街ではサラリーマンや学生などたくさんの人々があふれかえっています。
そんな沢山の「情報」がある文化は少なからずデザインにも影響しています。

日本語に対応しているWebフォントが少ない!

近年続々と増えているWebフォントですが、英語主体のフォントが多く、日本語対応しているフォントが少なめです。
日本語対応しているスタイリッシュなフォントは、どうしても画像にしてから配置するか、写真などに埋め込んで使用することが多く、デザインにも限界は出てきます。

日本語は悪いところだけでは決してない!!

このように、もともと英語圏で開発されたインターネットは、日本語に少し優しくないところがありますが、今ではだんだんと変化してきています。

漢字・ひらがな・カタカナの3つの文字を利用していることもあり、英語よりも表現の幅は広いはずです。

日本語は明朝体を利用すると、上品さや華やかさを出すことができます。
また、技術の進歩で、インターネット上でも、画像を使わず、文章を縦書きにすることもできます。

日本語サイトで参考にしたいオススメサイト

日本語をうまく利用して、魅力的なサイトをご紹介します。

京の民宿『大原の里』

京都の大原温泉の湯元・京の民宿『大原の里』

http://www.oohara-no-sato.co.jp/

京都の大原温泉の湯元・京の民宿『大原の里』

京都の民宿サイトです。
旅館の豪華さとは違う、手書き感のある書体で親しみやすく、けれど上品な雰囲気が表現されています。

鈴乃屋オリジナルコレクション 衣のいのち

鈴乃屋オリジナルコレクション 衣のいのち

http://www.suzunoya.com/kinu/

着物・振袖の株式会社 鈴乃屋が配信している、着物コレクションのページです。
ロゴマークが印象的ですね。線の細いフォントを使用することで、女性らしさも演出されています。

恋する鳥羽

恋する鳥羽

http://www.koitoba.com/

オープニングの動画も印象的ですが、雑誌のように画像と文字を詰め込むことで、にぎやかさがあるWebサイトです。
一見、ごちゃごちゃしていますが、動画や画像で次のページが見たくなる楽しい雰囲気が伝わってきます。

本屋B&B

本屋B&B

http://bookandbeer.com/

ビールが飲める本屋さん、ということでもかなり斬新ですが、書店らしく、シンプルな中でも文字があふれているサイトです。
9割が文字ですが、文字のメリハリがあり、コンテンツは読みやすく、ユーザーにとっても見やすいのではないでしょうか。

たてよこWebアワード

たてよこWebアワード

http://tategaki.github.io/awards/

縦書きレイアウトのWebデザインのコンテストサイトです。イラストを使うことでポップかつ、シュールな世界観です。

まとめ

結論:日本語のWebデザインはダサくない!

フラットデザインに日本語は向いてないのでは?という疑問もありましたが、現在では日本語をうまく使い独特の世界観を持つWebサイトが作成されています。
上記で紹介したホームページの他、あえて文字を大きくしたり、あえて「ダサさ」を前面に出したサイトなど、センスが光る日本語サイトは近年沢山増えてきています。

切っても切れない日本語、デザインをするうえで必要不可欠なので是非参考にしてみてくださいね。